主に西日本に分布する一生を淡水で過ごすエビです。河川の下流域から中流域、湖沼、ため池、水草の多いところに生息しています。
体長は大きくても3cm、オスよりもメスの方が大きくなります。体は透明で、褐色、暗褐色暗緑色の小さな斑点があります。
春から夏が産卵期で、卵の中で生体と同じ形態となり産まれるため、栄養がより必要で卵の大きさは大きくなりますが、数は少なくなります。(大卵少産、孵化時は2mmほどと大変小さい)
雑食性で、水槽内では、生物の死骸や藻類、デトリタスなどを食べ、小さいながらタンクメイトとしての役目も担います。苔取りなどで利用する場合は体が小さいので大目に入れると良いです。ヤマトヌマエビと比較すると劣りますが、純淡水で繁殖可能であることを考えれば数が増えれより効果が見込めます。
───えさ ※一例
沈下性人工飼料
・ひかりヌマエビ
・ひかりクレストキャット
・おとひめEP1 など
雑食性で水槽内、水草等についたコケ、他の魚の食べ残しなども食べます
───混泳
(同種)○
(他種)○温和な性格の淡水魚(場合によってはホトケドジョウは食べてしまうことがありますので要注意)
×肉食性(ナマズ、オヤニラミ、ギバチ、ハゼ類などはエサとする)の淡水魚、口に入ってしまうサイズの魚とは混泳できません
───飼育ポイント
・繁殖した場合、孵化した稚エビは2mmほどと大変小さいので、混泳している魚がいる場合が注意が必要です。水草を多めに入れる、隠れ家を作るなどしてください。また、ろ過フィルターに吸い込まれることもありますのでスポンジカバーなどで対策が必要です。