錦鯉の発祥は、日本、新潟県と言われています。食用として養殖されていた鯉から生まれた突然変異が錦鯉の始まりです。通常の鯉の特長を引き継ぎ、大変丈夫です。人にとても慣れていて、餌を与える時間になるとこちらに寄ってきたりします。池で飼育することはもちろん、水槽で飼育することも観賞用としてお奨めです。
───えさ ※一例
・おとひめEP1
・姫ひかり など
───混泳
(同種)○
(他種)△温和な性格なので同じくらいのサイズの淡水魚とは混泳できますが、大きくなってくると底層にいる魚は、底砂と一緒に口に含んだ際食べてしまうことがあります。
───飼育ポイント
・水槽飼育の場合、水面から飛び跳ねてしまうので、蓋などで防止してください。
・酸欠になるのを防ぐためにはエアレーションをしてください。
・浮上性、沈下性の様々なエサが販売されていますので、織り交ぜながら全体的にいきわたるよう給餌してください。
・春夏秋冬、四季に応じた餌の量を与えるようにしてください。
(春)暖かくなってくるにつれ、動きが良くなってきます。冬の休眠状態から徐々に慣らしていくよう、水につけて柔らかくした餌を少量ずつ与えると良いです。低水温用に配合された餌を使用するのも良いでしょう。
(夏)水温が20℃を超えると、1日に数回・3~5時間おきに与えることが可能です。この頃は色揚げ用、カロリーの高い餌などを与える時期です。消化不良を起こすこともありますので、1度にたくさんの量を与えることは望ましありません。2・3分で食べきれる量を数回に分けて与えるのが良いでしょう。活動量を考慮して夕方以降はあまり与えない方が無難です。
(秋)水温が下がってきますので、胚芽入りのエサ等カロリーの少ない餌も交えて切り替えていきましょう。夏、メインに与えた色揚げ用の餌の効果が現れる時期でもあります。
(冬)冬は休眠状態になります。水温が10℃以下になったら餌を与えるのをやめます。室内飼育やヒーター等で10℃以上水温を維持できる場合は、昼間に1回少量の餌を与えてください。