【最大体長】 20cm〜 ※標準体長15cm
※飼育環境により異なります。必ずしも記載の通りなるとは限りません。
中部地方以西の本州、四国、九州、また付近の島嶼に分布、移植により関東地方や東北地方にも分布しています。河川の上流から中流にかけての淵や淀み、砂底や砂礫底の中・表層、木や草などの藻の陰に生息しています。成熟したオスには婚姻色、追星が現れます。体側に縦帯が1本入り、背びれ前縁が赤く、頭は丸く、成長するにつれ体は厚みを増していきます。標準体長は15cmほど、メスよりもオスの方が大きくなります。産卵期は5〜8月ころ、平瀬の砂泥や砂礫に産卵します。動物性に偏った雑食性で、自然界では落下昆虫や底生動物、小魚、付着藻類などを食べています。
※従来カワムツとされていた2型のうち、カワムツB型と呼ばれていたのが本種です。(一方A型は、現在のヌマムツになります)2003年、両型は、形態や生態、遺伝的に別種であると研究で確認され、それぞれ命名されました。
【カワムツとヌマムツの違い(一例)】
・側線鱗数 カワムツは51以下、ヌマムツは53以上
・臀鰭分岐軟条数 カワムツは10、ヌマムツは9
・生息域 混生する河川ではカワムツがより上流域に、ヌマムツは中・下流域に生息
───えさ ※一例
・おとひめEP1 など
・赤虫
沈下性のペレットタイプがお奨めです。
───混泳
(同種)○
(他種)△口に入るサイズの魚は食べてしまいます。同サイズ以上のコイやフナ類、ハヤと呼ばれる魚(オイカワ等)は混泳できるかもしれません。
───飼育ポイント
・水槽飼育の場合、水面から飛び跳ねてしまうので、蓋などで防止してください。