河川の上・中流域、清澄な湖の岸近くの砂底や砂礫底に生息しています。岩手県・山形県以南の本州、四国、九州に分布し、国外では朝鮮半島と中国北部にも分布しています。細長い体で、吻はとがっていて、口ひげがあります。胸鰭付近の腹面には鱗はありません。全体的に茶色系統で淡褐色の体色、暗色班の模様が縦に並びます。大きいものでは20cm以上になります。驚くと砂に潜る性質がありますので底砂は目の細かいものが良いです。雑食性で底生動物や付着藻類を主に食べますが、エサを食べるときは、底層でとがった吻を伸ばし砂と一緒に食み、砂をエラ穴から吐き出します。この行動から、タンクメイトとしてよく知られています。2~3年で成熟、産卵期は5~6月、夜間に浅くて流れの緩やかな砂礫に産卵します。
───えさ ※一例
・おとひめEP1
・川魚のエサ、メダカのエサ
・赤虫
そのほか、フレーク状、顆粒状のエサなど、様々な餌を組み合わせて与えています。
───混泳
(同種)○
(他種)○温和な性格の淡水魚との混泳も問題ないでしょう。
───飼育ポイント
・エサの残渣など底層の掃除役となり、タンクメイトとして力を発揮してくれます。
・エサと一緒に砂を食み吐き出すので、細かな砂を底砂にすると良いです。
・水質の変化には敏感で、換水することで調子よく飼育することができます。濁っている、沈殿物があるなど長く汚れた状態にしないようにしてください。
・他の種類の淡水魚と混泳させる際は、底層にいるカマツカが食べることができるような沈下性の餌も与えるようにするとなお良いです。