中国のフナの赤色変異種の突然変異個体です。
日本へは室町時代末期にやってきたと言われており、金魚の原種とも言われます。
胴体は長く頭が小さく、ヒレも小さめ。
更紗和金ははっきりとした幾何学模様が特徴です。
比較的俊敏な動きをします。
丈夫な品種で飼育は容易です。
───えさ ※一例
・金魚用飼育飼料
───混泳
(同種)○
(他種)-ゆったり泳ぐ金魚の品種とは一緒に飼わない方がよいでしょう(らんちゅう、出目金等)
自身より小さく温和な川魚との混泳は可能です。ただしエビ類などはえさとなり得るので混泳には適しません。
───飼育ポイント
※種類や飼育環境により異なります。必ずしも記載の通りに飼育すると良いというわけではなく、環境に応じて工夫してください。
(金魚について)
・生物学的にはフナの変異から始まっており、基本フナと同様の生態です。
・底食性、雑食性で、えさの与えすぎには注意してください。年齢とともに草食性も強くなります。
・ゆるやかな水流にしてください。
・水温は高すぎるものよりは低めに設定すると長生きします(金魚の種類により適水温は異なります)
・きれいな水よりもある程度よどんだ水を好みます、換水はしすぎないようにすると良いです。
・室内飼育では、植物性プランクトンや紫外線の不足など複数の要因から色味が薄くなることがあります。鑑賞する面以外を遮光し、昼間でもライトをつけておくことで退色を防ぐ(遅らせる)一助となります。
・表皮を擦れから守るためにも水草を設置する場合は控えめに、そのほか障害物などレイアウトする場合も少なめにしてください。尖ったものは避けてください。
・水草は、マツモ、アナカリス等えさともなる種類もあります。
・底砂を敷く場合は口に含みやすい細かいものよりも小石程度の大きさのもので、掃除の面からもが扱いやすいです。