日本全国に分布していて、国外では朝鮮半島、中国にも分布しています。平野部の浅い池沼、田んぼ、流れのない用水に生息していて、泥底や砂泥底の中を好んでいます。時に大きいものでは、全長15cmにもなります。体色は、グレー、茶色、こげ茶色など、個体によって様々で、背部には不明瞭な斑紋があります。繁殖期は4~8月で、夜に田んぼなどで産卵し、メスは1回に2万個もの卵を産むと言われています。自然界では田んぼなどの止水域などで酸欠になった場合、水面から顔を出し直接空気を取り込み下腹部から排出する変わった呼吸法も行います。生息地の水が無くなり冬になると、泥底に潜り、翌年の春頃水が戻ってくるまで過ごします。食性は雑食で、何でも食べます。
※近年、外見がよく似る外来産のからドジョウが各地で繁殖しており問題となっています。
───えさ ※一例
・川魚のエサ
・沈下性の人工飼料
・冷凍赤虫(ミジンコ等) など
───混泳
(同種)○
(他種)○同程度の大きさで温和な性格の淡水魚と混泳できます。
流れの緩やかな場所に生息している淡水魚がよいでしょう。
×中型以上のフナやコイ類との混泳はお奨めしません。
底砂と一緒に口に含んだ際食べられてしまうことがあります。
また、エビ類など口に入るサイズですとまれに食べられてしまうことがあります。
───飼育ポイント
・水槽飼育の場合、水面から飛び跳ねてしまうので、蓋などで防止してください。
・エサの残渣など底層の掃除役となり、タンクメイトとして力を発揮してくれます。
・砂に潜る習性があるので、細かな砂礫の底砂が良いです。