ほぼ日本全土に分布していますが、ほかにもウキゴリ属の似ている種類(スミウキゴリやシマウキゴリ等)も国内に生息しています。それらとの見分けは、胸鰭基底、第1背鰭後部、尾鰭基底などに違いがあることです。ウキゴリは、胸鰭基底上部に白点がなく、第1背鰭後部は白黒斑点があり、尾鰭基底の後端の模様は二叉していません(●というような感じ)。機敏な動き以外に、水中ではホバリングしているかのように中層を漂っていることがあり、ほかのハゼ類にはない魅力の一つです。基本的に雑食で、自然界では主にエビ類や小魚などを食べていますが、冷凍赤ムシも食べます。
───えさ ※一例
・小エビ
・冷凍赤虫
※沈下性ペレットも餌付けできます
───混泳
(同種)○ 数匹であれば隠れ家を十分に用意すれば混泳できます。
(他種)× ヒレや鱗などを攻撃されることがあり、また口に入るサイズの小魚などは食べられてしまいます。
───飼育ポイント
・水面から飛び跳ねてしまうので、蓋などで防止してください。
・レイアウトには石組みを利用すると良いです。
・冷凍赤虫での餌付けもできますが、当店では生き餌のみを与えています。