ラムズホーンはインドや東南アジアに生息しているインドヒラマキガイが原種で、そのアルビノ個体を品種改良により固定したものです。
レッドラムズホーンやピンクラムズホーンなどが見た目に美しくよく知られています。
本来、熱帯魚と一緒に飼育されてきましたが、水質適応能力が非常に高く、日本の冬期の低水温でも耐えることができ、pHは弱酸性~弱アルカリ性と幅広い水質で飼育できます。
水槽内ではコケや有機物だけでなく、他の魚の食べ残しも処理してくれる非常に高い能力も人気の要因です。
雌雄同体で2匹いれば簡単に増やすことができます。
ただし、水槽内では壁面などにゼリー状に包まれた卵を産み付け、非常によく増えます。
単独飼育であれば増える心配はありませんが、複数飼育の場合は適度に間引くことも一つです。
───混泳
(同種)○
(他種)○温和な性格の淡水魚との混泳も問題ないでしょう。
×コイやヒガイ類などに限らず、稚貝など小さいものについては他の淡水魚に食べてしまうことがあります。
───飼育ポイント
雌雄同体で条件さえ整えば容易に繁殖し、増やすことができます。
柔らかな葉の水草は食べられてしまうことがあるので注意が必要です。
繁殖目的でない場合は、増えすぎたら適度に間引くか、卵の段階で取り除くことをお奨めします。
※水質適応能力が高く、簡単に日本に帰化できるため、この種に限ったことではないですが、絶対に自然界への放流はしないでください。